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初ハーフ

「いびがわマラソン」
とってもステキな大会でした。

細かいところにまで行き届いた、気持ちのいい、あったかい大会でした。
受付もあっという間に終わってしまったし、ゴミも地元の学生が進んで受け取って分別をして捨てていてくれたり、何か困っても「いいですよ~、どうぞ~」みたいな・・・

沿道の応援も、すごい!!
かわいらしい幼稚園児から、中学生、おじいちゃん、おばあちゃんまで、いろんな言葉で励ましてくれました。

「がんばれ~」の大合唱。
「笑顔でゴールしてね~」なんていうのも、ありました。
ハイタッチは、できる限りやってきました。
こんな余裕こいている場合か?とも思いながら、そのときは「いぇ~い」なんて、気持ちも上げながら・・・
「がんばって」といわれれば自然と「ありがとう」と答えたくなる、そんな「がんばって」なんです。
あちこちに、手作りの垂れ幕が飾ってあったり、川沿いに標語のような応援の言葉がいくつも立っていて、そのたびに一息ついて、川の流れを見てみたり・・・

私、自信あります。
折り返しの時の笑顔。
「あと半分」と声をかけられた時に、ものすごい「いい笑顔」を返した気がします。
実際は、不気味な笑顔だったかもしれませんが・・・
それに、また応援が答えてくれるんです。


天候は、スタート前にものすごい風と、雨。何より寒くて寒くて・・・
これは、これは・・・と思っていました。
走る私より、付き合ってくれた同居人(これまでの食事なんかも、気を使って作ってくれたりしてくれていたんです)、が3時間近くもこの寒いなか待つのが、どれだけ大変だろう?と思っていました。
急遽、現地で購入した、手袋と長袖Tシャツを不恰好に着込んで走ったのですが、山の方に入っていくと、走っているにもかかわらず、これが寒くて、手がかじかんでしまって、まくった袖が下ろせないという具合です。

サービスでスパイラルテープを試すブースもあって、最初は横目でみていたんですが、ちょっと空いていた時間があったので、ためしにやってもらいました。
ほかの人は、膝が・・・なんて相談をしていたんですが、私は「下痢でしばらく走れていなくて・・・」と話したところ、「からだの冷えです。寝るときにはお腹にタオルを巻いて寝ましょう。食べるもので、冷やすこともないように・・・じゃ、調整しておきますね」と、腰にペタっと貼ってくれました。
あと、20キロも走ると、肩がこって・・・と話すと、「腕振りですね、レクチャーします。登りはこう、下りはこう、平坦なところはこう・・・」と。
で、最後に、「食べ物はよく噛んで食べましょう。アレルギーが治りますよ」と、声をかけられました。本当に、話にならないくらいの素人の私ですが、ちょっと恐るべし!という感じでした。

で!恐るべし!本当に恐るべし!
朝、シャトルバス発着場の駐車場についたときは、まだお腹が痛かったのが、それからハーフの残り2キロまで、まったくお腹が痛まなかったんです。

それに、「いびがわ」のコースは、うわさには聞いていたのですが、川にそって、登る登る、下る下る。
そのたび、登りはこう・・下りはこう・・と意識をして腕を振っていました。
すごいじゃん、登ったり下ったりばっかりじゃん・・・っていう感じです。
突風がふく登りなんて、まったく息ができているのかどうか・・・っていうくらいの苦しさでした。
これ、進んでいる?って。
でもそうすると、必ず下りがくるので、膝に来ないようにだけ気を配って、うわ~いっていう感じで下りました。
そのとき、考えていましたよ。トレイルなんてムリ!こんなん走って登るなんてありえない!って。
でも、登れば下る、下れば登る。また、来た!って思って走っているのに比べて、ず~っと平坦な道を20キロだったら退屈で、違う疲れがあったかもしれません。

私くらいのペースでは、折り返してくるたくさんの人見ることができたし、自分が折り返した時に、これから折り返す人たちもたくさんみれたのですが、早い人たちはすごいですね!
私は、本当に進んでいるのか?とここでも、疑ってしまうほど自分の遅さを感じてしまいました。

でも、まぁ、はじめこそ大渋滞で、のそのそ動いていましたが、その後はず~っと自分のペースで、最後まで走れました。
大体、5キロを30分、10キロで1時間。15キロで90分。20キロで2時間。
キロ6分で、変わらず、いや、登ったり降りたりで随分、速度変化はあったと思いますが、5キロ単位では、これくらいで最後まで走れたので、今の私は大満足です。
というか、これが一番うれしい。

途中では、ゲストの「千葉真子」さんともハイタッチをしました。
折り返してくる早いランナーを見て、感動していたのと、この先の坂を見て「げっ」と思っていた地点だったので、それより早いはずの「ちばちゃん」を見てというか、ハイタッチをしていったら、ちばちゃんだったんですが、ちばちゃんだ!と思った瞬間に、この人はすごい人なんだ!って、坂の「げっ」っていう感じも忘れて、かなりはしゃいでしまいました。
ちばちゃん、いい人です。
笑顔もステキでした。ちばちゃんの笑顔はよく目にしていましたが、本当にステキな笑顔だって、思ったのは初めてです。(ごめんなさい)
私は、Qちゃんの大ファンなんですが、ちばちゃんも大好きになってしまいました。

今回は、応援をしてくれている、たくさんの人たちを見て、ものすごく励まされて、うれしくて、感動しましたが、そっち側でなくて、走っているこっち側でよかったって思いましたよ。
どうせなら、走らなきゃ!!って、思いました。

フルは、もう、全然むり!って実感をしてしまいましたが、でも、走るのって楽しいな~って、本当に思いました。
だから、私も、心して「市民ランナー」を目指します!!

なんだか、全然、ばらんばらんな、文章ですが、「いびがわマラソン」については、いろんな方が冷静にブログで書いていらっしゃるので、そちらで、雰囲気を味わってみてください。
で、来年、どなたか一緒に、参加しません?!
来年は20回の記念大会だそうですよ!
by chikisaru2 | 2006-11-13 13:36
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